歯医者さんと言えば、「怖いところ」「痛いところ」という不安なイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
当院では、リラックスして安心して治療を受けていただけるよう、じっくりと患者様のお話をうかがい、まずは患者様のことをよく知ることからはじめています。
最初のカウンセリングでは、患者様の主訴についてはもちろん、それ以外にも様々なことをうかがいます。全身の健康状態について患者様が感じている悩み、「こうであったらいいな ・ ・ ・」という希望など。
人それぞれの生き方が違うように、お口の健康についての価値観や治療に対する考え方も一人ひとり異なります。患者様にご満足いただける治療をご提供するには、患者様の価値観や考え方を治療方針に反映させることが重要になってきます。遠慮なく、たくさんのことをお話しいただけるとありがたいです。
適切な治療をするためには、治療前に患者様の状態を詳しく知ることが大切になってきます。
当院では、様々な機器や手法を用いて、患者様の状態を詳しく診査していきます(このときに、必要な場合には応急処置を行います)。
当院では、一般的な診査に加え、必要に応じて歯科用CTやマイクロスコープなどの先進医療機器を用いて、お口のなかを詳しく調べています。また症状によっては、咬み合わせの分析や、全身の姿勢、日々の生活習慣など、様々なことを評価していきます。
なぜなら、お口のなかに起きている問題の原因が、お口以外の箇所に潜んでいる場合があるからです。ミクロとマクロの視点から患者様の状態を多角的に診査し、お口に起きている問題の核心にフォーカスしていきます。
患者様の状態を詳しく診査した後、その健康状態に合わせて必要な治療方法を決めていきます。
このときに、患者様とじっくりと相談することで、患者様にとって最善の選択となるようなアドバイスを差し上げます。
コンサルティングでは、患者様に2つのことをお伝えします。
(1)患者様のお口の状態について
(2)それに対する様々な治療方法について
これらをなるべく分かりやすくご説明し、ご理解いただいたうえで、患者様の考え方にもっとも合った治療法を一緒に決めていきます。最良の治療とは、自分の価値観に合った治療を受けることです。そんな治療に患者様が出会うお手伝いをするのが、コンサルティングでの私たちの大切な仕事です。
「病」というのは、歩んできた人生を立ち止まり、自分の人生を振り返るための「人生の警告」だと私は考えています。この機会に自分自身を見つめ直し、大切にしたいことは一体何であるかを考えてみることが必要なのではないでしょうか。私たちは、そこで感じた患者様の思いを治療方針に反映させて、よりよい治療につなげていきます。
選択をしていただいた治療方針に基づいて、治療を進めていきます。
安心・安全な医療をご提供できるよう、誠心誠意、一つひとつの治療にあたっていきます。
治療を受けてはじめて気付くこともたくさんあると思います。何かありましたら、その都度遠慮なくお尋ねください。
がんばって治療を受けていただきました。良くなったお口の状態を保つために、必要に応じて一人ひとりの患者様に合ったメインテナンスをおすすめしています。
メインテナンスとは、お口の健康状態を保つために行うクリーニングと指導を中心とした医療サービスのことです。痛みを伴う処置はなく、快適で癒される処置を定期的に行っていくものです。
お口の健康は、年とともに少しずつ変化していきます。日常生活のなかに定期的なメインテナンスを取り入れることで、お口のなかに起きる変化を抑え、お口の健康状態を末永く保つことができます。
長い人生をよりよく生きるため(ウェルエイジング)には、「病」を通して向き合った自分の体と上手に付き合っていくことが大切になります。私たちは、そんなあなたの健康を、メインテナンスを通してやさしくサポートしていきます。